レベルに合わせた指導方法

ご希望の課題曲を通して、歌をより良く歌えるようになるための実践的なトレーニング・ディレクションを行います。
初級者 ~ 中級者向けから、上級者 ~ プロまで、さまざまなレベルのディレクションを提供します。

【初級者 ~ 中級者】の方向けのレッスン

歌は本来自由に歌うべきものだと言われます。
でも自由にと言っても、メロディの音程を取ったりリズムに乗ったり歌詞を発音するなど、単なる発声とは異なる様々な要素があり、どこをどう意識したらよいか悩まれている方も多いかと思います。
ですので、歌の歌い方の第一歩として、まずはボイストレーニングで確立したその人にとっての「良い声」を歌に持ち込めるようにすることを目指します。

魅力的な声でメロディを歌えるようになるだけで、大体の場合、歌は見違えるほど良くなるものです。
基本的な発声が崩れないような土台をしっかり作り、そこからその歌を歌う上で必要不可欠な音程の取り方・リズムの乗り方・歌詞の発音といった要素についてそれぞれに特化した練習を行っていきます。

様々なタスクを同時に行わなければならないのが歌の難しいところですが、パーツに一つひとつ磨きをかけて、最後に組み立てていくようなイメージで、上達を目指していきます。
慣れてくると、自然に良い声をメロディに乗せられるようになって自分の声色や表現を楽しめるようになります。

【中級者以上】の方向けのレッスン

歌の歌い方のスタイルがある程度身についている方への、より専門的なディレクションを行います。
例えば以下のような様々なお悩みやニーズにお応えします。

「曲中の特定の音が出しづらい」

→特定の音で声が出難くなる現象には、必ず原因があるものです。
該当音の前のメロディの歌い方を見れば、良い発声が阻害されている原因が分かりますので、そこを修正することで該当音の改善が期待できます。

「メロディの音程やリズム、歌詞の発音などを正確にクリアしているはずなのに、自分の理想とする歌手のような味が出せない」

→その歌手の歌いまわしに含まれている特徴を考察します。
声色や息の使い方、歌詞の捉え方が子音か母音かなどを分析して、現状の歌に取り入れていきます。
また、お手本となる歌手のトーンやスタイルを真似することで、その歌手がどのような身体の使い方をしているのかなどが分かってきます。

「R&B のフェイクとか、ハードロックのシャウトなどのテクニックを習得したい」

こういった特定のジャンルのカラーを際立たせる唱法を会得するには、単に歌い方を学ぶだけではなく、そのジャンルへの理解度が必要となります。
例えば R&Bっぽい歌いまわしをしようとしても、R&B のトーンやフィールといった明確なイメージや、そのジャンルを聴くことで蓄積されてきた文化が無ければ、説得力のある表現にはなかなかなりません。
発声のトレーニングと共に、歌いたいジャンルの歌にたくさん触れてみる必要があるでしょう。